口臭でマスクの中が臭い! 匂いの原因と息が臭くなる時の対策
風邪や花粉の季節になると、手放せない方が多くなる「マスク」。ふとした瞬間に、マスクから不快な臭いがすると感じた経験はありませんか?
臭いの主な原因は様々ですが、マスクが臭くなるようでは日頃のコミュニケーションにも不安が募ります。他人に指摘を受けて恥ずかしい思いをすることがないよう、早めの対策を心がけるようにしましょう。
今回は、マスクの臭いの原因と、息が臭くなる時の対策についてまとめます。
マスクが臭くなる原因
マスクが臭くなる原因には、以下ような理由が考えられます。
口臭
歯周病や内臓の病気による病的口臭の場合、マスクから硫黄臭や腐敗臭のような悪臭が漂うことがあります。
歯肉から出血や排膿がみられたり、胃腸の調子が悪いなど、思い当たる節がある場合は早めに病院を受診して治療を行うようにしましょう。
また、ストレスによる唾液の分泌量の低下や、お酒・タバコ等によって口臭が強くなり、マスクが臭いと感じることもあります。
細菌の繁殖
マスクの内側は高温多湿で、細菌やウイルスの温床といわれています。
そうした環境を好む細菌が繁殖がすることにより、特に長時間使用したマスクは臭いが発生しやすくなります。
マスク自体の臭い
最近のマスクは、微香タイプや殺菌されたものまで幅広く市販されています。特に、酢酸で殺菌されたマスクは嗅覚が敏感な方にとっては刺激が不快で、消毒臭いと感じることも多いようです。
また、あまりに安いマスクは素材自体が粗悪なものもあり、匂いが気になりやすいこともあります。
マスクが臭い時の対策方法
マスクが臭くなる時の対策としては、下記のようなものがあげられます。
口内環境の改善
虫歯や歯周病が進行すると、出血や排膿を引き起こして口臭が強くなります。息を清潔に保つため、正しいオーラルケアを心がけるようにしましょう。口臭予防に効く歯磨き粉を使用するのも方法です。

炎症の原因でもある歯垢の除去には、歯ブラシだけではなく、歯間ブラシやデンタルフロスを使用して、徹底したプラークコントロールを心がけることが大切です。さらに、舌磨きを取り入れて、息が臭くなる原因である舌苔を取り除くことも重要な対策です。
また、ストレス社会に生きる現代人は、唾液の分泌量が低下してドライマウス(口腔乾燥症)の症状を抱えるケースも少なくありません。ドライマウスは口臭の大きな原因になりますので、咀嚼回数を増やしたり、水分補給を小まめに行うようにしながら、唾液の分泌を促すことで息を清潔に保つようにしましょう。
マスクの交換・香り付け
口内を清潔に保っていてもマスクが臭いと感じる場合には、「鼻呼吸」を意識しましょう。唾液の気化によりマスクが臭くなる状態を緩和することができます。
また、マスクをこまめに新しいものに交換することも効果的な対策です。頻繁に取り換えるのが経済的でないと感じる場合には、マスクの内側にガーゼをあて、臭いが気になりだしたら取り替えるといった方法もあります。
最近では、アロマや抗菌スプレーなどでマスクの臭い対策をしている人もいます。マスク自体に香料が含まれているものも市販されていますので、自分の好みにあった匂いのものを使用するのも良いでしょう。
まとめ
今回は、マスクの臭いの原因と、息が臭くなる時の対策についてご紹介しました。
普段、自分の口臭は自分ではなかなか気づきにくいものですが、口と鼻が密閉されるマスクをつけた状態では、不快な臭いを自覚しやすくなります。強い口臭を放っていることに気が付いたら、周囲の人に嫌な思いをさせてしまうことがないよう、早めの対策を心がけるようにしましょう。