口臭外来とは | 口が臭い原因と、病院での口臭の検査・治療方法

口臭外来とは | 口が臭い原因と、病院での口臭の検査・治療方法

口臭外来とは | 口が臭い原因と、病院での口臭の検査・治療方法

「口臭をどうやって治療したらいいか分からない」「自力で対策をしても改善がみられない」という場合には、口臭の専門外来を受診してみると良いでしょう。口臭外来は一般に馴染みの少ない診療科かもしれませんが、専門の機器により口臭の原因を的確に診断して治療を行うことができます。

今回は、口が臭い原因と口臭外来での検査・治療方法についてまとめます。

口臭外来とは

口臭外来とは、名前の通り口臭の検査・治療を行うための専門外来です。一般的な歯科治療を施す場所とは異なり、口臭に特化した診療体制で歯科医院や総合病院等に設置されています。

口臭外来では口臭に対する専門的な治療が必要になるため、基本的に保険が適応されない自由診療です。

病院の口臭外来での検査・治療方法

口が臭い主な原因

口臭には、大きく「生理的口臭」「病的口臭」「食べ物や嗜好品による口臭」の3つに分類されます。それぞれ原因は異なりますが、口臭の多くは口腔内の細菌と唾液の分泌量が関係しています。特に、寝起きや空腹時、ストレスなどが原因で起こる生理的口臭は、唾液量の低下による細菌の繁殖によって口内環境を悪化して臭いが発生します。

また、虫歯歯周病などによる病的口臭では、歯垢や歯肉の炎症による出血・排膿等が臭いの元になっていることがあります。こうした病的口臭の根本的な解消には原因疾患の治療が不可欠であるため、口臭外来等での検査・治療を受けるようにしましょう。

その他、心理的口臭(自臭症)というものもあります。これは、実際には口臭が強くないにも関わらず、他人から指摘を受けた過去のトラウマ等の原因によって「自分は口が臭い」と思い込んでいる状態です。検査を行っても口臭の症状や原因が確認されない場合には、カウンセリング等による治療が行われることがあります。

口臭外来における検査の流れ

病院の口臭外来における検査方法

口臭外来における一般的な検査の流れは以下の通りです。

問診

来院して、最初に問診を行います。自分が感じる口臭の悩みを医師に打ち明け、十分なカウンセリングを受けましょう。事前に、食生活や生活習慣の記録などを準備しておくと診療がスムーズにいくことがあります。

口腔内の検査

口臭の原因の80%以上が口腔内にあるといわれ、虫歯や歯周病、舌苔の付着、唾液の減少、補綴物の不適合などが問題となることがあります。まずは口腔内を診察し、虫歯や歯周病等の状態をレントゲンと照らし合わせて判断していきます。

精密検査

さらに詳しく口臭の原因を追及するために、口臭測定器による口臭検査、位相差顕微鏡を用いた唾液中の細菌の検査、唾液量の測定検査、CTや口腔内写真の撮影、舌診、歯周精密検査、尿検査などで探っていきます。

診断

検査結果に基づき、原因の説明や治療方針の提示、生活習慣や食生活の指導をしていきます。また、必要に応じて、専門医と連携しながら口臭治療にあたります。

特に問題が発見されなかった場合、心理的な口臭(自臭症)の可能性もあるため、心のケアに重点を置き、専門医とともにカウンセリングを行いながら治療をする病院もあります。 

再診

歯科医院や病院の方針によって差がありますが、一般に1~2週間に1回程度の診察で口臭の経過をチェックし、2~3ヵ月後の完治に向けて治療を進めていきます。

診断後の治療方法

病院の口臭外来での治療方法

診断後は検査の結果に基づき、それぞれの原因に応じた治療を行っていきます。

口腔疾患等が原因の場合

口臭の原因が虫歯や歯周疾患など口腔内にある場合には、歯磨きの指導や歯石除去、虫歯の治療等を行い、口臭の原因を排除していきます。また、口臭に結びつくような舌苔が確認される場合には、適切な舌掃除の方法を指導されます。

生理的口臭の場合

疲労やストレスによる体の機能低下等で生理的口臭が発生している場合には、生活習慣の改善に取り組むとともに、漢方薬の処方によって体調の安定を図ることがあります。また、唾液の分泌を促す唾液腺マッサージによる治療も行われています。

嗜好品等による口臭の場合

嗜好品等による口臭では、生活習慣の改善が大きなカギになります。口が臭い原因となるお酒やたばこ等の頻度や量を減らしていくことが大切です。

喫煙によるヤニの付着がある場合には、歯のクリーニングによる治療を行うことがあります。

その他の病的口臭の場合

血液検査や尿検査の結果、病気が原因の口臭が疑われる場合には、専門医と連携して原因疾患の治療を行います。

口臭外来での治療費用

病院の口臭外来での検査・治療費用

口臭自体は病気として扱われていないことから保険適応外とされ、治療費はほぼ自己負担となります。そのため、受診する歯科医院や病院によって治療費用には大きな幅があります。口臭外来では特殊な機器の使用や精密検査により診断していくため、検査だけでも3~5万円ほどの治療費がかかることもあります。

その後、口臭の改善を再評価する際にも2万円程度の診療費が必要になる病院が多く、合計で5~7万円もの高額な治療費になると考えられます。

しかし、口臭の原因が虫歯や歯周病であれば、それらの治療は保険が適応されることが多いでしょう。同様に、口臭の原因となっている病気の治療についても保険の適用が可能な場合があります。

まとめ

今回は、口臭外来での口臭の検査・治療方法についてご紹介しました。

口臭外来での検査は、保険適応外のため高額な治療費ではありますが、口臭の有無や原因を明確にするには最適な手段です。普段から口が臭いと感じている場合には、一度歯科や病院に足を運んで検査を受けてみるのも良いでしょう。