加齢臭と口臭 | 年齢に伴う体や口の臭いの原因と予防対策

加齢臭と口臭 | 年齢に伴う体や口の臭いの原因と予防対策

加齢臭と口臭 | 年齢に伴う体や口の臭いの原因と予防対策

年齢を重ねるごとに、避けては通れないの身体の老化。40代前後からは加齢臭や口臭など、身体の臭いに悩まされる方も多いようです。

今回は、加齢臭と口臭の関係と、臭いの原因・予防対策についてまとめます。

加齢臭と口臭

中高年になると悩みを抱える人の多くなる「加齢臭」や「口臭」。いずれも加齢とともに発生しやすくなりますが、実は全く別のメカニズムによって発生します。

それぞれの特徴は下記の通りです。
加齢臭(体臭)と口臭の原因

加齢臭

加齢臭とは、年齢に伴って発生する中高年独特の体臭であり、「古本」や「枯草」「ロウソク」「押し入れ」のような臭いと表現されます。皮脂中の脂肪酸の酸化によって生まれる「ノネナール」という物質が原因で発生します。

加齢臭と聞くと、「中高年男性の体臭」というイメージが強いですが、実は男女関係なく起こる現象です。個人差はあるものの、男性であれば皮脂量の増加する40歳頃から発生しやすく、女性の場合は女性ホルモンが減少する更年期頃から起こりやすくなります。

加齢に伴う口臭

年齢に伴って口臭が発生しやすくなる主な原因には「唾液量の低下」と「歯周疾患」があげられます。こうした原因による口臭は「硫黄臭(腐った卵のような臭い)」や「腐敗臭」と表現されることが多く、加齢臭とは全く異なる臭いであることが分かります。

加齢によって唾液量が減少すると、口内の自浄作用が低下し、雑菌が繁殖しやすくなることで口臭が発生します。自分の歯で良く噛み、口内環境が良好に保たれている人ほど、年齢に関係なく唾液の分泌量も安定していることが多いようです。

また、歯周病は年齢に伴って有病率が高くなることが知られています。歯周病になると歯と歯茎の間に食べかす等が残りやすくなるほか、歯茎からの出血や膿をエサにして雑菌が増殖しやすくなることで、口臭も強くなりがちです。

加齢に伴う体臭・口臭の予防対策

年齢に伴う加齢臭や口臭の予防対策

加齢臭と口臭は発生のメカニズムこそ違いますが、年齢による体の変化によって発生しやすくなる点は同じです。肌や口の適切なケアを行い、生活習慣を見直すによって老化現象を遅らせることで予防・改善が期待できます。

加齢臭の予防対策

加齢臭の予防対策として第一にあげられるのは、食生活の改善です。肉や動物性脂肪は皮脂の分泌量を増加させるため、臭いの原因となるノネナールが発生しやすくなる原因となります。体臭が気になる人は、抗酸化作用の高い緑黄色野菜(例:トマト、ブロッコリー、ニラ、にんじん 等)を積極的に摂取するようにしましょう。

また、しっかりと体を洗い、清潔に保つことも重要です。ノネナールは皮脂の酸化によって発生しますので、頭や背中・首筋など、皮脂の多い部位は特に入念に洗う必要があります。加齢臭対策用の石鹸なども販売されていますので、試してみるのも良いでしょう。

口臭の予防対策

口臭を予防するための対策として、唾液の分泌量を増やすことがあげられます。こまめに水分補給を行い、食事においては意識して咀嚼回数を増やすことで唾液の分泌を促すことができます。柔らかい食べ物ばかりを食べている場合には、咀嚼回数が自然と増えるような食事に変更するのも効果的です。

また、耳たぶや顎の下などにある唾液腺を刺激することで、唾液の分泌を促す「唾液腺マッサージ」を行うのも良いでしょう。

<唾液腺マッサージの方法>


虫歯や歯周病等の口腔疾患によって口臭が発生している場合には、その治療を行うことが根本的な予防対策となります。普段から歯磨きや歯間ブラシ等でプラークコントロールを徹底し、口腔疾患の進行を抑えるようにしていきましょう。

また、すぐに対策をしたい場合には、口臭用のサプリメント等を利用するのも方法です。

まとめ

今回は、加齢臭と口臭の関係と、臭いの原因・予防対策についてご紹介しました。

年齢に伴う体の老化に伴い、体臭や口臭も強くなりがちです。異常な臭いを感じる場合には内臓等の病気が隠れているケースもありますので、必要に応じて専門医の指示を仰ぎながら適切な予防対策をとるようにしましょう。