自分の臭いが気になる病気 | 自臭症のチェックと心因性口臭の克服法

自分の臭いが気になる病気 | 自臭症のチェックと心因性口臭の克服法

自分の臭いが気になる病気 | 自臭症のチェックと心因性口臭の克服法

実際には臭いがないにも関わらず、過剰に自分の臭いが気になる「自臭症(自己臭恐怖症)」という病気があります。人に迷惑をかけているのではないかと常に不安になり、対人関係にも悪影響を与えることがあるため、症状に心当たりがある人は注意が必要です。

今回は、自臭症の症状チェックと克服方法についてまとめます。

自臭症とは

自臭症(自己臭恐怖症)とは、強い思い込みによる体臭・口臭の悩みや、それによる対人恐怖の症状を指します。心因性の病気であるため、実際には問題になるほどの臭いは発生していません。

自臭症になると、自分の臭いが気になるあまりコミュニケーションに不安を覚え、他人との接触を避けるようになったり、過度に臭いの対策を行うようになります。酷い場合には引きこもりやうつ病に発展することもあるため、早めに心のケアに取り組むことが大切です。

自臭症の症状チェック

自臭症の症状チェック

自臭症によって現れる症状には、様々なものがあります。普段から自分の臭いが気になるという人は、下記の代表的な自臭症の症状をチェックしてみて下さい。

1.他人と距離を置きたくなる

自分の臭いが気になり、他者との接触の際に不安や苦痛を感じる。

2.自分の臭いのことが頭から離れない

常に自分の体臭や口臭が気になってしまい、物事に集中できない。

3.過度に臭いの対策を行う

臭いの対策をしていても不安が解消されず、一日に何度も体を洗ったり過度に歯磨きを行ったりする。口臭サプリメントやマウススプレー等の口臭対策グッズを、本来の使用量を大幅に超えて使用する。

4.他人のちょっとした仕草が気になる

他人のちょっとした仕草や態度が気になり、「自分が臭いことが原因では?」と不安になる。

自臭症の人が不安を覚える場面の例

  • 電車やバスで席に座った際に、隣の人が席を立つ
  • 会話中に相手が顔を背ける
  • 会話中に相手が鼻の辺りを触る
  • 会話中に相手が鼻をすする、咳込む
  • 近くでヒソヒソ話をしている人がいる
  • 5.マスクをしていないと不安になる

    自分の口臭が気になるあまり、常にマスクを着用していないと不安になる。

    6.エレベーターに乗るのが不安になる

    自分の体臭で迷惑をかけると感じ、エレベーター等の狭い空間で他人と一緒になるのが不安になる。

    7.臭くないと言われても信用できない

    家族や医師に相談した際に、実際に臭いを嗅いでもらい「臭いはない」と言われても、信用することができない。

    自臭症の原因

    自分の臭いが気になる病気:自臭症の原因

    自臭症が起こる原因は、過去のトラウマによるケースが多くみられます。他人から「臭い」と指摘された経験が心の傷となり、実際には問題がなくても体臭や口臭に対して過度に敏感になってしまうのです。

    また、直接臭いを指摘されなくても、周囲のちょっとした仕草や態度から「自分は臭い」と思い込んでしまうこともあります。近くにいる人が顔を背けたり鼻を触ったりした際に、「自分の臭いのせいではないか」と不安に感じるような経験が続くと、自己臭恐怖症へと発展していく恐れがあります。

    自臭症は誰にでも起こり得る病気ですが、性格や環境によっても左右されます。特に、真面目で几帳面、潔癖症の人などは、自臭症になりやすいといわれています。

    自臭症の克服法

    自分の臭いが気になる病気:自臭症の克服法

    自臭症の人とそうでない人とでは、同じ事象であっても物事の捉え方が異なります。例えば、会話中に相手が咳込んだ場合に、自臭症の人は「自分が臭いからかもしれない」と感じることがありますが、普通の人は「喉の調子が悪いのだろう」と考えます。自臭症を克服するためには、このような物事に対するネガティブな捉え方を改めることが不可欠です。

    そのための第一歩として、他人から客観的に自分の臭いを判断してもらい、「自分は臭い」という思い込みを取り除くことが必要になります。一人で悩んでいても解決しませんので、まずは専門医に相談してチェックしてもらうことが大切です。

    病院によっては「口臭外来」などの専門科を設けている場合もありますので、そちらを受診するのも良いでしょう。自臭症と診断された場合には、精神科や心療内科にてカウンセリングや薬物療法等、専門的な治療を受け、病気の克服を目指すことになります。

    まとめ

    今回は、自分の臭いが気になる病気「自臭症」の症状と克服方法についてご紹介しました。

    心因性の病気である自臭症は、実際には臭いが発生していないため、通常の口臭対策では解決することができません。また、自分では客観的な判断もできませんので、症状に心当たりがある場合には専門医を受診して口臭・体臭の有無を確認し、心の不安を取り除くための治療を受けるようにしましょう。