逆流性食道炎による口臭 | 臭いの原因と予防対策

逆流性食道炎による口臭 | 臭いの原因と予防対策

逆流性食道炎による口臭 | 臭いの原因と予防対策

胃のむかつきや胸やけ、胃酸が喉の奥に上がってくる等の症状が頻繁に起こる状態を「逆流性食道炎」といいます。逆流性食道炎では、胃酸が込み上げてきた際に発生する刺激臭によって、口臭に悩まされる人も多いようです。

今回は、逆流性食道炎による口臭の原因と予防対策についてまとめます。

逆流性食道炎とは

逆流性食道炎とは、胃酸の逆流による食道の炎症性疾患です。胃酸は強い酸性で、胃の粘膜には胃酸への防御機能がありますが、食道には防御する力はほとんど備わっていません。そのため、胃酸の逆流を繰り返すと食道に炎症を引き起こしてしまうのです。

正常な状態では、食事以外で胃と食道の間が開くことはなく、胃液が逆流することはありません。しかし、脂肪分の多い食事や暴飲暴食、ストレスによる胃の不調・胃液の増加など、日常生活における悪習慣が原因で逆流性食道炎を発症することがあります。

主な症状は、「胸やけ」や「呑酸(どんさん)」があげられます。呑酸とは、酸っぱい胃液が口腔内に逆流する症状で、鼻にツンとくる独特な口臭の原因となります。慢性化すると食道への負担が大きくなるとともに不快な症状が繰り返され、口の臭いや睡眠の妨げになるなど生活の質の低下を招きます。

逆流性食道炎と口臭の関係

逆流性食道炎による口臭の原因

胃と食道の間には「下部食道括約筋」と呼ばれる筋肉があり、胃酸の逆流を予防してくれています。そのため、通常は胃の臭いが直接口臭として上がってくることはないのですが、下部食道括約筋の機能が低下して緩むと、逆流した胃液や内容物の臭いが口腔内に広がることで強い口臭が現れます。

逆流性食道炎よる口の臭いは、胃酸による酸っぱい刺激臭であることが特徴です。呑酸や酸っぱい刺激臭を感じるようであれば、早めの対策をとるよう心がけましょう。

逆流性食道炎による口臭の予防対策

逆流性食道炎による臭いは胃から直接込み上げてくるため、歯磨きやマウスウォッシュ等では予防することができません。原因疾患である逆流性食道炎の治療に取り組むことが根本的な口臭対策となります。まずは専門医の診察を受け、適切な治療で改善していきましょう。

治療には主に薬物療法が用いられますが、同時に生活習慣の改善に取り組むことも大切です。脂質の多い食事、飲酒、過食、食後すぐに横になる、猫背による胃の圧迫、ベルトの強い締め付けなどは、いずれも逆流性食道炎を起こしやすくする要因です。こうした習慣を見直すことで、再発防止に努めていきましょう。

また、口の臭いによって生活や仕事に支障が出ると感じるような場合には、一時的な対処法としてマスクや口臭対策サプリメントを使用するのも方法です。

まとめ

今回は、逆流性食道炎による口臭の原因と予防対策についてご紹介しました。

呑酸やそれによる酸っぱい臭いは、逆流性食道炎の特徴的な症状です。食事や生活習慣の改善を図るとともに、必要に応じて専門医に相談しながら適切な対策に取り組むようにしましょう。